虹色宝石箱

私にしか出来ないお野菜起業に向けて。日々感じた事、学んだ事をつらつら綴ります。

流れをつかむきっかけ

さて、時間軸を過去に戻します。

精神的に追い詰められていた私。

心の拠り所の一つが、ひと月に一度位の間隔で通っていた「野菜とハーブのランチ」を出すカフェでした。

職場の昼休み時間がゆっくりと取れるシステムだったのもあり、少し離れた場所でゆっくりと食べる創作性溢れるランチは絡んだ糸が解けるように私の気持ちをほぐしてくれました。

昔からハーブが大好きで、本で見た事しかなかったハーブやドライの物しか手に入らなかったハーブが生で、いきいきと絵画みたいに彩られて提供されるランチは私にとってまさに魔法のような料理でした。

肉や魚ではなく野菜がメインで扱われているのも、疲れた心と身体に有難かったです。

調理と週替わりメニューを考案する店長が歳が近い女性だったのも親近感を持っていました。

 

大学の秘書は任期制で、ある一定期間働いたら一度退職して半年休職し違う研究室に赴任しなければなりませんでした。

仕事の内容や待遇にはそこそこ満足感がありましたが、またトラブルのあった研究室に関わる可能性もあり…大学という閉鎖的な空間に行き詰まりも感じていました。

ただ、今の私が就活出来るのか?と非常に悩んでいたその時です。

 

「ダメ元でお話しますが、うちで働きませんか」

 

料理やハーブの事などをメールで質問する位に親しくなっていたカフェの店長に、仕事が変わるからなかなか来られなくなるかもと話した時不意にそんなお話を頂きました。

 

収入は減るかもしれない。

でも、私の事を必要としてくれている人がここにいるということが嬉しかった。

大学の任期を終えたあと、飛び込むような気持ちでカフェの仲間になりました。

 

これが私のターニングポイントになります。