マイナス思考も捨てたものではない
誰でも多かれ少なかれ精神的な不安定さは持ち合わせているとは思いますが、私はだいぶ顕著です。精神的にタフな人を見ると本当に羨ましくなります。
これは打たれ続けて強くなるのではないと体験を持って感じてます。実際打たれ続けてこじらせました。精神的に弱くなった理由はおそらく「思考のくせ」と「哀しい体験の蓄積」ではないかと感じています。
思考のくせは、正直治らないです。私の場合。訓練次第でどうにかなるならとっくに治っています。嫌な方に考え込むのが癖な上、哀しい事やブルーな気分、メランコリーが耽美で美しいものだと信じて疑わないので救いようもありません。
そんなくせの上に、思春期のいじめだったり社会に出てからの人間関係だったり結婚後の嫁姑問題など自分から見て死ぬほど哀しい体験が重なって来ます。
タフな人から見たら取るに足らない事なのかもしれないです。実際タフな母親からは一笑に付されましたから。
しかしこれがマイナスかと問われたら、そうではないと思います。
打たれ弱いぶん人の痛みにもとても敏感です。
他人の哀しみを自分の哀しみにしてしまうので、気持ちが持たない時もあります。(最近は蓋をする事を覚えましたが。)
世界のレシピに興味を持ったのは、今哀しい出来事が起きている地域の事を知りたいと感じたのがきっかけの一つです。そんな事に心を痛める感性を持ってなければ全く興味も持たなかったでしょう。
マイナス思考も、打たれ弱さも、悪いことばかりではないのです。
SNSやネットには思考のくせを治そうだとか、マイナスな言葉が不運を引き寄せるとか色々勝手な事が書かれてますが無理やりプラス思考のアタマになる必要はないかと感じています。