虹色宝石箱

私にしか出来ないお野菜起業に向けて。日々感じた事、学んだ事をつらつら綴ります。

なぜ、野菜なのか?

職業訓練が終盤を迎えた時に進路面談みたいな事をしました。

面談とは名ばかりで、訓練を受けている人と講師がその場で今までの仕事の話、好きな事なんかをざっくばらんに話していたのですが…トマトや野菜の話、料理の話をしている時に「いっそ野菜屋さんすればいい」と冗談めかして話をされピンと来たのです。

 

その後、自分で自分の中の「野菜」というものがどんな存在なのか書き出してみました。

なぜ、ピンと来たのか?

前職でトマトにあれだけ魅かれたのはなぜか。

土に触れて安らげた理由は?

 

私が子供の頃母親は働いていてあまり家に居なく、祖母が母親がわりでした。親戚トラブルが色々とあった中私を一生懸命育ててくれました。

祖母の家は広い畑で野菜や果実を出荷する農家で、私は畑で生き生きと作業をする祖母の傍らで幼少時代を過ごして居たのです。

学校でちょっと困った子供だった私はよくビニールハウスに隠れたりしていました。そこの温かな空気と土や草花の匂いは忘れる事が出来ません。

土や草の匂いで落ち着くのはその原体験でしょう。

 

もちろん食卓にはとれたての野菜や果物がよく並び、好き嫌いが無かった私はそれらを喜んで食べていました。

大人になって色々あって都会に住もうとしていた時、レストランやスーパーで食べる野菜の不味さにいつも不満を感じていました。

当時の恋人(都会出身)に、これは冷凍。これは切ってから時間が経ちすぎ。これは輸入もの。と話しても「俺には全然分からない」と言われ信じられなかった思い出があります。

 

 都会に住めなかった理由は色々ありますが、野菜が美味しくないこと、土に触れる機会がないというのは確実に私の中でマイナスポイントだったと思います。

 

もしかしたら、私の中で野菜というのは重要な要素なのかもしれない。

 

そう感じたこと、ひらめいたことはすごく鮮烈な思い出として残っています。